「経営管理」とは、どういう事を言うのか。
改めて、確認しましょう。
昨今、企業経営では色々な事を「管理」することが求められています。
その管理の対象を「単語」で洗い出すと、
- 利益
- キャッシュ
- 資産
- 人財
- BCP(事業継続計画)
- 情報セキュリティ
- 研究開発
- :
上げれば限がありませんが、概ね、こんな感じではないでしょうか?
どれも大事です。しかし、全部を完璧に管理することは出来ません。
特に、中堅、中小企業には、全部を管理する人員がいません。
それでは、経営管理上、どれを優先して管理すべきなのでしょうか?
そうです。「利益」と「キャッシュ」です。
会社は「利益」と「キャッシュ」が無ければ、倒産してしまいます。
いくら良い製品、高品質、速い生産設備、安い価格でも、倒産しては意味がありません。
間違った経営管理
それでは「利益」と「キャッシュ」は、どのように管理すれば良いのでしょうか?
「損益計算書」「資金繰り表」は間違いです。
「管理」とは、”現状を正しく把握し、改善、改革のアクションに繋げる”ことです。
「損益計算書」「資金繰り表」 では、悪化の結果は分かりますが、その要因と対策のアクションが打てません。
そもそも「損益計算書」では、会社の現状を正しく把握できません。
[記事]会社経営の間違った利益(問題編)
正しい経営管理
「利益」の管理
「経営管理」の最優先は、「管理会計」で「原価計算」を行う事です。
- 会社の現状把握として、製品別損益から、製品、商品毎の正しい利益を把握します。
- 売上の単価設定、見積りの段階で、利益を確実にします。
- 赤字の製品は、改善、投資を行います。
詳細は、下の記事をご覧ください。
[記事]「儲かる原価計算」は「経営改善」
これで、「利益」を管理できる事が分かったと思います。
「キャッシュ」の管理
さて、「キャッシュ」の管理はどうするのか、です。
「キャッシュ」の最終管理は「資金繰り表」で行います。
しかし、普段の管理で「キャッシュ」の増減を管理する必要があります。
これも「儲かる原価計算」で管理できます。
「儲かる原価計算」の「利益」は、損益計算書と異なり、「キャッシュ」の動きに近い利益です。
これは「経済耐用年数」を使用しているからです。
経営管理には、「儲かる原価計算」の理論と、それを実現するツールが必要です。
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