製造業のIoT、AIの目的は「見える化」ではない

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IoT、AIの文字を見ない日は無いですね。

テレビ、web、雑誌、E-mailのメディアで、毎日、色々なアイデア、製品、商品、導入事例が紹介されている。

全世界の大手製造業やIoT機器、通信インフラの会社も、みんなでIoT、AIを推進している。

 

今回は製造業のIoT、AIについて、その「目的」は何か? を改めて考えてみましょう。

製造業のIoT、AIでよくあるのが工場の見える化」。 ←これは×

稼働している生産設備の「稼働状況」を見える化するためです。

見える化で「見える」のは、

  • 稼働時間、稼働率
  • 設備の停止時間
  • 設備、品目毎の生産数、加工時間
  • 設備の故障予測(異音周波数や振動数)

等々。

これらが毎日集計され、或いは、リアルタイムで「見える」、把握できると、

  • 生産性向上
  • リードタイム短縮
  • 設備の予防保全

が可能になる、ということです。

これは、その通りだと思います。

 

さて、ここで重要なことは、上のIoT、AIによる効果で「儲かるのか?」です。

  • 稼働率や可動率が向上する
  • 短い時間で加工、生産ができる
  • 設備が急に故障して停止(ドカ停)しなくなる

もちろん、良いことです。素晴らしいラインです。

 

ところで、この効果でいくら儲かる?のでしょうか?

儲かるとは思いますが、「いくら」でしょうか?

効果を「金額」ちゃんと計算できますか?

 

何故なら、IoT、AIの目的は「儲ける」ためです。

企業の目的「儲ける」「儲け続ける」です。

 

効果を金額で把握する、儲かる効果金額の算出には「標準原価」が必要です。

  • 稼働率や可動率が○%向上すると、○○円儲かる
  • 加工時間が△秒短縮すると、○○円儲かる

という具合です。

ちなみに、標準原価を算出する時にも「稼働率」や品番毎の標準時間(設備と作業者の加工時間)が必要です。

 

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