「儲かる実際原価計算」では、「生産した製品が幾らで出来ているのか」が分かります。
そうすると、
●営業利益(損益計算書)の内訳が分かります。
●儲かっていない、赤字の製品、工程が分かります。
利益 = 売上 - 実際原価
●自社の現在の実力、実態が分かります。
但し、実際原価計算は「掛かった費用、コストを、生産した数量で割って算出」しますので、
■「生産したら、幾らだった」という過去の情報です。
■同じ製品でも、生産した数量で原価が変わります。(弱点)
すると、当然「この製品は一体、幾らで出来るのか」となります。
そこで、
●この製品は〇〇円で作ろう
●この製品は幾らで生産すべき
●幾らで生産できるはずだ
という「標準的な原価」=「標準原価計算」が必要になります。
これを、実際の実務で実現する方法、ツールが「儲かる標準原価計算」です。
加工組立産業のお客様
「儲かる標準原価計算」の用途
見積原価
「見積原価計算の実務」で記載したように、見積書の価格、加工費を決定するのに、「標準原価」が必要になります。
社内に標準原価が無い会社は、見積書の時点で
●利益を確保できていないかもしれません。(赤字が確定!?)
●損益計算書の営業利益率が4%以下の会社は、標準原価の算出方法が正しくないかもしれません。
販売価格の計算方法と価格見積りの実務
価格計算の基本から、ツールによる体験と実務での活用
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目標原価
「標準的な原価」の標準原価が分かると、原価維持、原価低減に向けた「目標」となる「目標原価」を設定できます。
生産に先立ち、経営者、管理者、生産者の仕事に対する目標ができ、
●仕事の「やりがい」が向上します。
●原価に対する意識が向上します。
●原価低減が進み、儲かります。
●品質向上、納期遵守に繋がります。
目標に対して、実際に生産した後は「実際原価」と比較して、
目標原価 < 実際原価 なら、改善を行います。
目標原価 > 実際原価 なら、別の工程、ラインに横展開します。
投資の判断
会社にとって「投資」は、非常に重要です。
大きなお金を掛けて、
■生産設備を購入(例:1億円/1台)
■従業員の雇用(例:600万円/一人年間)
■自動化設備の設置(例:500万円/1機)
■等々
を行います。
もちろん、儲かるための投資です。しかし、
●この投資をして本当に儲かるのか?
●この投資で何が、どう改善されるのか?
●この投資した資金(1億円など)は、いつ回収できるのか?
この「儲かる」を事前に明らかにしない限り、掛けたお金が無駄になり、赤字の原因、倒産の危機になります。
この儲かるを明らかにする「投資の判断」を行うのに「標準原価」が必要になります。
綱渡りの経営です。