以下は、見積り、価格決定に関する中小企業の現状、問題で、見積り「あるある」です。
見積りの計算方法、価格の決定に関する、私(右井)とある中小企業の営業部長の会話です。
これでは、儲からないよ。
見積価格の加工費は、どうやって算出、決定していますか?
加工時間が1秒あたり10円のレートで計算しています。
この製品Aの加工時間は10秒ですから、100円ですね?
はい。そうです。
ところで、製品Aの加工は全部で5工程ありますが、他の工程のレートは幾らですか?
他の工程も同じで、1秒10円です。
えっ、設備や加工方法が全く違うのに、同じレートですか?
はい。ずっと、それで見積りしてきました。
それだと、加工費や価格の精度が粗くなり、実は赤字で販売していたり、高すぎて失注してしまう場合があり得ます。
せめて、そのレート「1秒10円」の算出方法や根拠があれば見せてください。
ありません。なぜ10円なのか分かりません。
先代の社長が決めたレートで、口伝えできました。
これでは、儲かるはずがありません。
多くの中小企業が同じような状況で「どんぶり勘定」の経営です。
今すぐ「儲かる原価計算」を始める必要があります。
「儲かる原価計算」で、戦略的な経営に進化しましょう。
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