原価計算の必要性を、簡単に説明します。
詳細をお知りになりたい方は、以下の関連記事もご覧ください。
1.見積りの時点で利益を確実にする
2.会社の現状、実状を把握する
3.赤字の理由を明確にする
上記が、主な理由です。
どれも、会社経営には絶対、必要な事ですね。
棚卸資産の評価、在庫金額の計算にも「原価計算」が必要です。
1.見積りの時点で、利益を確実にする
会社はお客様から注文を獲得するために、売上価格を見積り、見積書としてお客様に提出します。
見事、注文を獲得すれば、売上の都度、利益が増えて儲かります。
しかし「標準原価計算を行っていない」または「標準原価計算が間違っている」会社は、売れば売るほど、赤字かもしれません。(存続の危機)
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2.会社の現状、実状を把握する
会社の経営は順調か? 儲かっているのか? を判断して、対策しないと倒産してしまいます。
この判断を「損益計算書の利益」で行っていると、判断を誤ってしまいます。
「損益計算書の利益」は、会社の現状、実状を表していません。
利益が出ているつもりでも、実は、赤字かもしれません。
正しい会社の利益を計算するのに、原価計算が必要です。
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3.赤字の理由を明確にする
原価計算を行うと、製品毎に利益が分かります。また、工程毎に原価、コストが分かるようになります。
赤字の製品は、売上価格が安いのか、以前よりもどこかの工程の原価、コストが増加したのか、赤字の理由が分かります。
赤字の理由が分かると、改善ポイントの見える化になり、社員の改善意欲が向上し、会社全体の改善活動が活性化するため儲かります。
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最後にもう一度
会社には「原価計算」が必須です。
存続するために、儲け続ける。
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