会社が「儲からない」には、ちゃんと「理由」があります。
売っている商品は良い物なのに、何故「儲からない」のか。もっと儲かります。
自分の会社、組織が、なぜ儲からないのか、儲かっているなら、なぜ利益が出ているのか、その理由が答えられますか?
その「理由」は、下記の3つです。3つ全てが対象か、又は、この中のどれかです。
1.見積り、価格決定の段階で、最初から「赤字の価格」で売っている
2.会社の実状、実態に合った利益を把握していない
3.設備、人員、改善など、設備投資の段階で、既に赤字が確定している
どれも、会社経営にはとても大事で、最重要案件です。
でも、
●上の3つに、気づいてもいないし、気づく事もできない。
●なんとなく、気付いてはいるけど、どうして良いか分からない。
●税理士や商工会、銀行に相談しても、分からない。
●分かってはいるけど、具体的に実践するツールが無い。
1.見積り、価格決定の段階で、最初から「赤字の価格」で売っている
会社はお客様から注文を獲得するために、売上価格を見積り、見積書としてお客様に提出します。
見事、注文を獲得すれば、売上の都度、会社の利益が増えて儲かります。
しかし、「どんぶり勘定」の会社は、売れば売るほど、会社は赤字が増えているかもしれません。
見積り、販売価格を決定した時点で、実は、会社の利益は赤字が確定しています。
私は、その実態を多くの会社で見てきました。
「標準原価計算を行っていない」または「標準原価計算が間違っている」会社は、売れば売るほど、赤字かもしれません。(存続の危機)
早急に、自社の「標準原価」「価格」「値決め」を確かめる必要があります。
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2.会社の実状、実態に合った「営業利益」を把握していない
当然ですが、会社の経営は順調か? 儲かっているのか? を判断して、対策しなければ倒産してしまいます。
この判断を、決算書の利益(損益計算書など)で行っていると、経営判断を誤ってしまいます。
何故なら、決算書の利益は、会社の現状、実状、実態を表していません。
医者でいうと症状を誤診 患者はどうなるのか、会社も同じです。
利益は出ているのに、お金(キャッシュ・現金預金)がないと、不思議に思ったことはありませんか?
決算書の利益が黒字でも、実は、赤字かもしれません。
且つ、「製品毎の利益」を把握しないと対策ができません。
詳しくは、”会社経営の「間違った利益」問題編”
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損益計算書(P/L)は経営に使用できない。使用してはいけない?
3.設備、人員、改善など、設備投資の段階で、既に赤字が確定している
会社は色々な理由で、必ず、設備や人員に投資をします。
しかも、それらの投資は、1000万円、10億円などと、高額です。大変、大きな支出です。
単純に考えると、そんな大きなお金は、怖くて払えません。
しかし、「会社のお金」だからと、勇気を出して投資します。
困ったことに、変な「勇気」だけで、投資の前、投資を決定する前に「儲かるのか」を、ちゃんと計算していません。
古くなった設備、どの仕様の設備に買い替えれば、利益がでるのか?
人の作業と自働化では、どっちが儲かるのか?
パートと多関節ロボットでは、どっちが儲かるのか?
ちゃんと計算しないで、決めていませんか?
設備や人員、改善への投資を決定した時点で、損失、赤字が確定しています。
解決策は
上の課題、最重要案件に対する、明確な解決策があります
更に、解決策を実践する、理論、方法、ツールがあります
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