金型費など、一点物の価格算出、見積りの事例をご紹介します。
金型費を例に説明しますが、冶具や家具、その他の小ロット製品など、一点物の全般が対象です。
●社内(内製)の金型費は、ちゃんと計算できているのか?
●自社の金型費は、赤字ではないか?
●購入した金型の費用、金型費は、適正な価格なのか?
金型費など、一点物の製品、商品に疑問を感じている方のヒント、参考になれば幸いです。
金型費の見積書、見積り例(PDF)は、以下より無料でダウンロードできます。
金型費のポイント
加工費
ダウンロードした(PDF)見積原価計算書を見ていただくと、工順の1番目にある「設計、プログラム」で、設計費を、ちゃんと計算しています。
技術者がCAD/CAMを使用して、形状設計を行っています。
技術者が、そのCAD/CAMのパソコンシステムを1000分間、使用し、1000分間の工数を掛けて人が設計します。
CAD/CAMパソコンシステム の設備費率が、35.00(円/分)
技術者の労務費率が、60.00(円/分)
を掛けて、加工費の95,000円を算出します。
このように、設備の設備費率、人の労務費率を、ちゃんと計算して、それぞれの掛かった時間を掛けて算出します。
設備費率、労務費率の算出
設備費率と労務費率は、標準原価を算出し、設定します。
この算出方法は「「儲かる標準原価計算」設備費の算出」をご覧ください。
この時の「年間稼働時間」がポイントです。
量産品と異なり、8時間、常に設計している訳ではないと思います。
設計は、一日の半分程度かもしれません。
年間稼働時間を何時間にするのかで、金型費、一品物の原価、価格は決まってきます。
ツールのご案内
今回、ご紹介しました金型費など、一点物の原価と価格の算出は、
を使用しています。
今すぐ、このツールを使用して、適正な金型費、一点物の価格を算出しましょう。
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