新型コロナウイルスの影響により、株価をはじめ、経済への影響は避けて通れません。
うちの会社は大丈夫なのか?
商売を止めて閉店、倒産している会社も出てきている。
売上は確実に減る。よって利益も減る。
景気停滞による先行き不透明な状況で、うちの会社はどうなるのか? 大丈夫なのか?
ただ、心配していても何も生まれません。
経済の状況により、会社の利益はどうなるのか、市場の状況に応じたシミュレーションをして対策を検討しなければならない。
本記事は、その方法、会社の見通しについて記載します。
本サイトには、収益をシミュレーションできるツールがあります。
ツールは「儲かる標準原価計算」です。
1.利益をシミュレーションする
ツール(儲かる標準原価計算)で算出した会社の標準原価に、予測の売上数量を乗じて、予測の営業利益を算出します。
予測の売上数量なんか分からない、どのように設定すればいいのか?
ですが、正確な予測数量なんか誰にも分かりません。神様にも。
大事なのは、1000個の場合に利益はどうなる、5000個の場合は?、10000個の場合は利益はどうなるのか?
売上数量を変えてみて、利益がどうなるのかを、シミュレーションすることです。
<ポイント>
売上数量が変わるということは、現場の稼働率も変わります。
標準原価計算ツールの稼働率も適宜、変更します。
2.利益額、利益率に応じて、対策を立案する
例えば、シミュレーションした利益率(利益額)が、3%の場合、0%の場合、-3%の場合で、対策も異なります。
極端ですが、シミュレーションした予想利益 が大幅赤字で 、限界利益も下回り、累積キャッシュフローも底をつくような状況になれば、銀行からの資金調達を経て、最悪、従業員の解雇という事態になります。
最悪な事態になる前に..
大事なのは、手遅れになる前に、対策を速く実行することです。
その為には、事前に利益をシミュレーションし、景気パターンに応じた対策を事前に用意しておく必要があります。
対策例
- 出荷に合わせた生産量の徹底
- 残業削減、残業禁止
- 経費購入品の購入制限
- 価値のある固定資産の売却(車両など)
- ライン集約、ライン停止
- 稼働率向上(ライン停止の徹底回避)
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